ゲーミングPCのSSD増設ガイド【2026年版】——「容量不足がfpsを落とす」残り20%ルール・主要タイトル容量早見表・M.2 NVMe増設手順を完全解説

ゲーミングPC基本情報

「インストールしようとしたら容量が足りなかった」「最近ゲームが重い気がする」「M.2とSATAどっちを選べばいい?」——ゲーミングPCを使い続けると必ず直面するストレージ問題です。

この記事では、競合記事がほぼ触れていない重要な真実から始めます。それは「SSDの空き容量が少なくなると、ゲームのfpsまで落ちる」という事実です。「ロードが遅くなる」だけでは済まない、SSDの容量不足がゲーム体験に与える影響を正直に解説した上で、増設方法・おすすめSSD・2026年主要ゲームの容量早見表まで一本で解説します。

この記事でわかること
✅ 【競合にない視点】SSD容量不足がfpsを落とす仕組みと、「残り20%ルール」
✅ 2026年主要ゲームタイトルの実容量早見表——何本インストールできるか一目でわかる
✅ 内蔵M.2 NVMe vs SATA SSD vs 外付けSSD——用途×予算の3択マトリクス
✅ Gen3 vs Gen4——「速い方がゲームも速い」は本当か?正直な比較
✅ M.2 NVMe SSD増設の手順(空きスロット確認→購入→取り付け→初期化)
✅ BTO保証を維持したまま増設できるか——メーカー別の対応一覧

第1章:【競合記事が語らない真実】SSD容量不足はfpsを落とす

多くの記事は「SSDが満杯になるとゲームがインストールできない」という話で終わっています。しかし実際にはより深刻な問題があります。

なぜSSD容量不足でfpsが落ちるのか

ゲームはプレイ中に常時SSDへの読み書きを行っています。オープンワールドゲームのマップ読み込み、テクスチャのストリーミング、セーブデータの書き込み——これらすべてがリアルタイムでSSDを使います。

SSDの空き容量が少なくなると、Windowsの仮想メモリ(ページファイル)の書き込みスペースが圧迫され、SSD全体の書き込みパフォーマンスが著しく低下します。この状態では:

SSD残容量別 ゲームへの影響
SSD残容量 ゲームへの影響 対処の緊急度
残50%以上 影響なし。通常通りの動作 問題なし
残20〜50% 通常動作だが書き込みパフォーマンスがわずかに低下し始める 注意ゾーン
残10〜20% ⚠️ 書き込み速度が最大50%低下することも。ゲームのカクつき・ロード遅延が発生し始める 増設を検討
残10%未満 ❌ 深刻。fps低下・フリーズ・クラッシュのリスクが高まる。仮想メモリが正常に機能しない 即増設が必要
💡 「残り20%ルール」を覚えてください
SSDは常に全容量の20%以上の空き容量を確保することで、書き込みパフォーマンスを最適な状態に保てます。1TB SSDなら200GB、2TB SSDなら400GBを常に空けておくのが理想です。「あと少し入る」と思って詰め込み続けると、ゲームのパフォーマンスが静かに劣化していきます。

「ゲームが最近重い気がする」の原因はSSDかもしれない

GPUやCPUは変わっていないのにゲームが重くなった・カクつくようになったと感じている場合、SSDの容量不足が原因のケースが多くあります。Windowsの設定から「このPC → Cドライブのプロパティ」で残容量を確認してみてください。残り20%を切っていたら増設を検討してください。

第2章:2026年主要ゲームタイトル実容量早見表——今のSSDに何本入るか

1TBのSSDにOS・基本ソフトを入れると、実際にゲームに使える容量は約800〜850GBです。2026年の主要タイトルを何本インストールできるか確認してください。

2026年主要ゲームタイトル 実容量一覧(2026年3月時点・アップデートで変動あり)
タイトル ジャンル 容量目安 備考
Call of Duty シリーズ FPS ~270GB 全モード導入時。モード選択で100GB台も可能
モンスターハンターワイルズ アクションRPG ~60GB アップデートで増加傾向
Apex Legends バトルロイヤル ~80GB シーズン更新で増加
バイオハザード レクイエム ホラーアクション ~65GB 2026年2月発売・要SSD
原神 オープンワールドRPG ~150GB アップデートで継続増加中
フォートナイト バトルロイヤル ~95GB シーズン更新で増加
VALORANT 競技FPS ~25GB 比較的軽量
エルデンリング ナイトレイン 協力アクション ~30GB 2026年5月発売
紅の砂漠 オープンワールドACT ~100GB(予想) 2026年発売予定・公式未発表
Phantom Blade Zero 武侠アクションRPG ~80GB(予想) 2026年9月発売予定・公式未発表
⚠️ 1TBで「まだ余裕ある」と思っていても…
OS(約40GB)+基本ソフト類(約30GB)+残り20%の確保分(約200GB)を引くと、1TB SSDで実際にゲームに使える容量は約730GB程度です。Call of DutyだけでほぼSSDの容量の3分の1を使います。複数の重量級タイトルを同時にインストールしたい場合は2TB以上を推奨します。

第3章:内蔵M.2 NVMe vs SATA SSD vs 外付けSSD——用途×予算の3択マトリクス

「どのタイプのSSDを選ぶか」は状況によって正解が変わります。

ストレージ増設方法 3択比較マトリクス
方式 速度 費用目安 難易度 おすすめの状況 注意点
① 内蔵M.2 NVMe SSD(Gen4) 最速
7,000MB/s
5,000〜15,000円(1TB) 普通
(ケース開けが必要)
✅ 一番のおすすめ。空きM.2スロットがあれば迷わずこれ 空きM.2スロット確認が必須。スロットがない場合はSATAか外付けを選ぶ
② 内蔵SATA SSD(2.5インチ) 中速
550MB/s
5,000〜12,000円(1TB) 普通
(ケーブル接続あり)
M.2スロットが埋まっている・SATAポートとドライブベイがある場合 SATAポートとドライブベイ(マウント用スペース)の両方が必要
③ 外付けSSD(USB 3.2 Gen2) やや遅い
最大1,000MB/s
7,000〜20,000円(1〜2TB) 簡単
(挿すだけ)
PCを開けたくない・ノートPC・BTO保証を気にする場合・動画録画用の補助ストレージ 内蔵より遅い。重量級タイトルのメインSSDとしてはロード遅延あり
💡 外付けSSDはゲームに使えるか?——正直な評価
外付けSSD(USB 3.2 Gen2対応)は最大1,000MB/sの読み書き速度があり、競技FPS(VALORANT・Apexなど)の軽量タイトルであれば問題なく動作します。しかし、モンハンワイルズ・原神・バイオ レクイエムなどUE5採用・テクスチャストリーミングが多い重量級タイトルでは、内蔵M.2 NVMeと比べてロード時間が1.5〜3倍長くなるケースが報告されています。重量級タイトルのメインストレージとして外付けは推奨しません。

結論:「空きM.2スロットがあるかどうか」が最初の分岐点

まず自分のPCに空きM.2スロットがあるかを確認してください。あればM.2 NVMe SSD(Gen4)一択です。なければSATAポートとベイの空きを確認し、それもなければ外付けSSDが選択肢になります。

第4章:Gen3 vs Gen4——「速い方がゲームも速い」は本当か?正直な比較

SSDのスペック表でよく見る「PCIe Gen3」「PCIe Gen4」という世代差。Gen4の方が倍近く速いですが、ゲームのロード時間に関してはGen3でも十分なケースが多いというのが現実です。

Gen3 vs Gen4 NVMe SSD 比較(2026年版)
項目 PCIe Gen3 NVMe PCIe Gen4 NVMe
最大読み込み速度 約3,500MB/s 約7,000MB/s(約2倍)
価格(1TB目安) 3,000〜7,000円 6,000〜15,000円
ゲームロード時間への影響 ほぼ同じ(差は0.5〜2秒程度) ほぼ同じ(差は体感しにくい)
DirectStorage対応ゲームでの差 一部タイトルで遅くなる可能性 ✅ DirectStorageの恩恵を最大活用
発熱 低め やや高い(ヒートシンク付きモデル推奨)
コスパ ◎ 現時点ではGen3の方がお得 ○ 価格差が縮まりつつある
✅ 結論:2026年の現実的な答え
現在のほとんどのゲームでは、Gen3とGen4のロード時間差は体感できないレベル(0.5〜2秒程度)です。ただし、DirectStorage(Microsoft提供の高速ロード技術)に対応したゲームが今後増える見込みであるため、新規購入するならGen4を選んでおくのが長期的に賢明です。予算が限られているならGen3でも全く問題ありません。※DirectStorageはForza Motorsport・Ratchet & Clank等が対応。モンハンワイルズ・バイオ レクイエム等の2026年タイトルへの対応状況は各タイトルで異なります。

第5章:M.2 NVMe SSD増設の手順(空きスロット確認〜初期化まで)

ステップ0:空きM.2スロットの確認(最重要)

作業前に空きM.2スロットの有無を確認します。以下の方法で確認できます。

方法1 BTOメーカーの購入時仕様書・マイページの注文履歴で「M.2スロット数」を確認
方法2 PCケースを開けてマザーボードを確認。M.2スロットは長方形の薄いスロットで「M.2」と印字されていることが多い
方法3 マザーボードの型番をGoogle検索して公式仕様表の「M.2スロット数」を確認

ステップ1:SSDの購入と確認事項

購入前に以下を確認してください。

① フォームファクター ほぼすべての場合「M.2 2280(長さ80mm)」を選べばOK。まれに2242や2260を使うPCもあるので仕様書で確認
② 規格 PCIe Gen4対応マザーボードならGen4を選ぶ。古いマザーボードはGen3対応のみの場合もあり(Gen4 SSDはGen3スロットでも動くが、Gen3の速度に落ちる)
③ ヒートシンクの有無 Gen4はヒートシンク付きモデルを推奨。発熱によるサーマルスロットリング(速度低下)を防げる

ステップ2:物理的な取り付け

PCの電源を切り・電源ケーブルを抜く。静電気対策に金属に触れてから作業開始
マザーボードのM.2スロットのヒートシンクカバーがあれば、ネジを外して取り外す
M.2 SSDを30〜45度の角度でスロットに差し込む(端子部分を奥まで入れる)
SSDを水平に倒し、スロット奥のスペーサー穴にSSDの切り欠きを合わせて固定ネジで締める
ヒートシンクカバーを元に戻してサイドパネルを閉める
⚠️ 取り付け時の最多失敗2つ
斜めに差し込んだまま無理に押し込む——端子が曲がったり、スロットが破損します。必ず角度を付けて差し込み、スムーズに入ることを確認してください。
固定ネジを締め忘れる——ネジ留めを忘れると使用中にSSDが浮いてきて接触不良の原因になります。必ず固定してください。

ステップ3:Windows上での初期化(フォーマット)

新しいSSDはそのままでは認識されますが「未割り当て」状態です。使えるようにするには初期化(フォーマット)が必要です。

Windowsキー+X →「ディスクの管理」を開く
新しいSSDが「未割り当て」として表示されることを確認
「ディスクの初期化」ウィンドウが自動表示される場合はGPTを選択してOK
未割り当て領域を右クリック →「新しいシンプルボリューム」→ ウィザードに従いNTFSでフォーマット
ドライブレターが割り当てられ「エクスプローラー」に新しいドライブが表示されれば完了

ステップ4:Steamのゲームインストール先を変更する

新しいSSDをゲーム用ドライブに設定するには、Steamのストレージ設定を変更します。

Steam →「設定」→「ダウンロード」→「コンテンツライブラリ」→「フォルダを追加」
新しいSSDのドライブを選択して追加
新しいゲームをインストールする際に、インストール先として新しいSSDを選択できるようになる

第6章:BTO保証を維持したままSSDを増設できるか——メーカー別対応

「自分でSSDを増設すると保証が切れる?」という不安は多くの方が持っています。実際の各メーカーの対応を確認しましょう。

BTOメーカー別 SSD増設時の保証対応(2026年3月時点・最新情報は公式確認推奨)
メーカー SSD増設時の保証 公式の見解
マウスコンピューター ○ 増設自体は可能。ただし増設による故障は保証対象外 「パーツの増設は可能。増設したパーツ起因の故障は保証対象外」と公式が明示
ドスパラ(GALLERIA) ○ 増設可能。ただし「開封」行為で一部保証内容が変更になる場合がある 不安な場合はドスパラのアップグレードサービス(有料)の利用を推奨
パソコン工房 ○ 増設可能。増設パーツ起因以外の元々の構成部分は引き続き保証対象 公式に「メモリやストレージの増設は可能」と案内
FRONTIER・TSUKUMO △ メーカーにより異なる。事前に問い合わせ推奨 増設による影響が元の構成パーツに及んだ場合に保証が適用されない場合がある
💡 保証を確実に守りたいなら「追加M.2スロットへの増設」が最安全
既存のSSDに触れず、空きのM.2スロットに新しいSSDを追加するだけであれば、既存構成への影響は最小限です。既存のSSDを取り外したり、SATAケーブルを追加接続したりする場合は、作業前にメーカーに確認することを推奨します。

第7章:ゲーミングPC用SSD おすすめの選び方(2026年版)

容量選びの目安——2026年基準

増設容量 インストールできる本数目安 こんな方向け
1TB NVMe 重量級タイトル5〜8本程度(残20%を確保した場合) 現在500GB〜1TBのPCへの増設。追加容量として標準的な選択
2TB NVMe 重量級タイトル15〜20本以上 大量のゲームをインストールしたい・動画録画もする方。最もコスパ優秀な選択
4TB NVMe ほぼ無制限 配信者・動画クリエイター・長期間ストレージ拡張不要にしたい方
💡 2026年のコスパ最優秀は「2TB NVMe Gen4」
1TB NVMeと2TB NVMeの価格差は5,000〜8,000円程度まで縮まっています。ゲームの大容量化が進む2026年では、2TBへ投資しておく方が長期的なコスパが高いです。1TBを買ってすぐに満杯になるより、最初から2TBを選ぶ方が追加増設の手間と費用がかかりません。

信頼性の高いブランドの選び方

信頼性重視 Samsung 990 Pro・Samsung 980 Pro・WD Black SN850X——国内シェア上位・長期保証(5年)・低故障率で実績のある3選
コスパ重視 Crucial P3 Plus・Kingston NV3・Seagate FireCuda 530——実用十分な速度で価格が抑えられたモデル。ゲームロードには十分
外付け Samsung T7 Shield・WD My Passport SSD・SanDisk Extreme——USB 3.2 Gen2対応・軽量タイトル用途に

まとめ:あなたの状況別 最適なストレージ増設の答え

「SSD残容量が20%を切っている」 → 今すぐ増設。これがfpsとパフォーマンス低下の原因かもしれない
「新しいゲームが入らない」 2TB M.2 NVMe Gen4をメイン追加ストレージとして。コスパ最優秀
「PCを開けたくない・保証が不安」 → 外付けSSD(USB 3.2 Gen2対応・1〜2TB)。ただし重量級タイトルは内蔵推奨
「動画録画・クリップ保存用が欲しい」 → 内蔵SATA SSD(大容量2〜4TB)かHDDで十分。高速性は不要

※本記事のゲームタイトル容量・SSD価格は2026年3月時点の参考値です。アップデートや市況変動により変化します。

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